「動かない車だし、お金を払って廃車にするしかない」
年式が古い車、車検が切れたまま放置している車、事故で走れなくなった車。こうした車の処分を考えたとき、多くの方が「廃車にはお金がかかる」と思い込んでいるのではないでしょうか?
しかし実際には、廃車予定の車でも買取価格が付くケースは珍しくありません。動かない車であっても、鉄やアルミなどの金属資源、エンジンやミッションなどの再利用可能な部品、さらには海外市場での需要を背景に、特殊なケースを除き「価値ゼロ」を避けられる傾向にあります。
成田市は成田国際空港を中心とした物流拠点であり、近隣の富里市や芝山町周辺には自動車リサイクル法に基づく認可を受けた解体業者が集積しています。こうした地域特性もあり、廃車買取の選択肢が豊富なエリアです。
この記事では、廃車予定の車がなぜ売れるのか、費用がかからない仕組み、査定の流れや必要書類まで、初めての方にも分かりやすく解説します。

目次~もくじ~
廃車予定の車でも買取される理由
「もう廃車にするしかない」と思っている車でも、多くの場合は買取価格が付きます。その背景には主に3つの理由があります。
鉄・アルミなどの金属資源としての価値
車体に使われている鉄やアルミニウムは、スクラップとして再資源化されます。走行不能な車であっても、車体そのものに含まれる金属には市場価値があるため、多くの場合で「価値ゼロ」を避けられる傾向にあります。
エンジンやパーツの再利用価値
エンジン、トランスミッション、電装系パーツなど、車には再利用可能な部品が多数使われています。これらはリサイクルパーツとして国内外の市場で流通しており、走行できない車であっても部品単位では十分な価値を持っています。
海外市場での需要
日本の中古車・中古部品は海外で高い評価を受けています。日本の厳格な車検制度により定期的な整備が行われてきた車両は、海外のバイヤーにとって品質の高い仕入れ先となっています。
成田市の近隣、特に富里市や芝山町周辺には海外輸出を手がける業者やバイヤーが集まるヤードが点在しており、一般的な買取店では値段が付かない車でも、輸出ルートを持つ業者であれば評価が変わる可能性があります。
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廃車に費用がかからない理由
「廃車にはお金がかかる」というイメージを持つ方は少なくありません。実際、ディーラーや整備工場に廃車を依頼すると、引き取り費用や手続き代行費用として数万円を請求されることがあります。
しかし、廃車買取専門の業者に依頼すれば、これらの費用が無料になるだけでなく、買取価格まで付くケースが多いのが現状です。
なぜ無料で引き取れるのか
廃車買取業者は、引き取った車から金属資源を回収し、再利用可能な部品を販売することで利益を得ています。つまり、車そのものが「仕入れ」であり、引き取りや手続き代行のコストは事業の一環として吸収されています。
リサイクル料金について
自動車リサイクル料金は、新車購入時または車検時にすでに支払い済みであるのが一般的です。車を中古車として売却する場合、支払い済みのリサイクル料金は元の持ち主に払い戻され、次のオーナーが同額を負担する仕組みになっています。
ただし、リサイクル料金のうち「資金管理料金」(約290円〜410円)はサービス提供済みの費用として返還対象外です。また、査定額にリサイクル料金が含まれているかどうかは業者によって異なるため、見積もり時に確認しておきましょう。
どんな状態の車でも売れる?
「こんな状態で買い取ってもらえるのか」と不安に思う方もいるかもしれません。以下のような状態の車でも、買取に対応している業者は多くあります。
不動車(エンジンがかからない車)
バッテリー上がりやエンジン故障で動かない車でも、部品や金属資源としての価値があるため、買取対象となります。出張引き取りに対応している業者であれば、レッカー費用が無料で対応してもらえるケースがほとんどです。
事故車
事故で大きな損傷を受けた車であっても、損傷していない部品や金属資源に価値があります。事故車専門の買取業者であれば、一般的な買取店より高い評価が期待できることもあります。
事故車の買取事情については、別記事で詳しく解説しています。
車検切れの車
車検が切れていても査定・買取は可能です。ただし、車検切れの車は公道を走行できないため、自分で店舗に持ち込むことはできません。出張査定・引き取りを利用しましょう。
10年落ち・走行距離10万km超の車
年式が古い、走行距離が多いという理由だけでは「廃車」とは限りません。車種や状態によっては中古車として数十万円の値が付くこともあります。廃車を決める前に、まず買取査定を受けてみることをおすすめします。
古い車の買取事情については、別記事で詳しく解説しています。
廃車買取の流れ
廃車買取の手続きは、基本的に以下の4ステップで完了します。業者が手続きを代行してくれるため、自分で運輸支局に行く必要はありません。
1. 査定の申し込み
電話やWebフォームから申し込みます。車種、年式、走行距離、車の状態(不動車かどうかなど)を伝えると、概算の買取金額が提示されます。
2. 車両の引き取り
買取金額に納得したら、日時を調整して車を引き取ってもらいます。自走できない車でもレッカーや積載車で対応してもらえます。成田市内であれば、多くの業者が出張引き取りに無料で対応しています。
3. 抹消登録(廃車手続き)の代行
車両の引き取り後、業者が永久抹消登録(または一時抹消登録)の手続きを代行します。普通自動車の管轄窓口は千葉運輸支局(千葉市美浜区)、軽自動車は軽自動車検査協会千葉事務所(千葉市中央区浜野町)ですが、いずれも成田市内から片道1時間以上かかる場所にあります。普通自動車・軽自動車ともに窓口は千葉市内にあり遠方なため、業者に代行を依頼するメリットは大きいです。
手続き完了後、抹消登録の証明書が送付されます。自動車税の課税が止まったことの確認にもなるため、届くまで保管しておきましょう。
4. 入金
書類と車両の引き渡しが完了した後、指定口座に買取代金が振り込まれます。入金までの期間は業者によって異なりますが、数日〜1週間程度が一般的です。
売却手続きの詳しい流れについては、別記事で解説しています。
必要書類
廃車買取に必要な書類は、普通自動車と軽自動車で異なります。
普通自動車の場合
- 自動車検査証(車検証)— 原本
- 印鑑登録証明書 — 発行から3ヶ月以内のもの
- 自賠責保険証明書
- 自動車リサイクル券
- ナンバープレート(前後2枚)
- 所有者の実印
- 委任状 — 業者に手続き代行を依頼する場合(実印を押印)
軽自動車の場合
- 自動車検査証(車検証)
- ナンバープレート(前後2枚)
- 自賠責保険証明書
- 自動車リサイクル券
- 所有者の認印(シャチハタ不可)
- 申請依頼書 — 業者に手続きを委託する場合
書類を紛失している場合
車検証を紛失している場合は、理由書を提出することで手続きが可能です。ナンバープレートを紛失している場合は、警察への遺失届出と受理番号の取得が必要になります。
いずれの場合も、廃車買取業者が手続きの進め方を案内してくれるため、まずは相談してみましょう。
故人の車両を廃車にする場合
所有者が亡くなっている場合は、相続手続きが先行します。戸籍謄本、除籍謄本、遺産分割協議書、相続人全員の印鑑証明書などが必要になるケースがあります。お住まいの自治体(成田市役所や富里市役所、各町村役場など)の窓口で戸籍情報を取得した上で、業者に相談するとスムーズです。
廃車にする前に査定すべき理由
「もう廃車にするしかない」と決めつけてしまう前に、まず買取査定を受けることを強くおすすめします。その理由は2つあります。
0円と思っていた車に値段が付くことがある
ディーラーや一般の買取店で「値段が付かない」と言われた車でも、廃車専門業者や海外輸出に強い業者では買取価格が提示されることがあります。業者ごとに得意分野や販売ルートが異なるため、1社だけで判断するのは早計です。
面倒な手続きを代行してもらえる
廃車手続き(抹消登録)は、自分で行おうとすると千葉運輸支局(美浜区)や軽自動車検査協会(中央区)まで出向く必要があり、成田市内からは片道1時間以上の移動になります。必要書類の準備も含めて手間がかかるため、廃車買取業者に依頼して引き取りから抹消登録まで一括で代行してもらうのが現実的です。
税金の還付について
廃車手続きを適正に完了させることで、以下の税金・保険料が還付される場合があります。
自動車税(種別割)
普通自動車の場合、抹消手続き完了日の翌月から年度末(3月)までの月割り分が還付されます。なお、軽自動車税には月割り還付の制度がないため、年度途中で廃車にしても還付はありません。
3月中に手続きを完了させないと翌年度の納税通知書が届いてしまうため、年度末の廃車は早めの手続きが重要です。3月は窓口が非常に混雑するため、遅くとも3月中旬までには業者への申し込みを済ませておくのが安全です。
なお、普通自動車の抹消登録を行う千葉運輸支局は千葉市美浜区にあり、成田市内からは片道1時間以上かかります。自分で手続きに行くのは現実的に負担が大きいため、業者に代行を依頼できるのは大きなメリットです。
自動車重量税
車検の有効期間が1ヶ月以上残っており、かつ車両を解体した場合に限り、残存期間に応じた月割り額が還付されます。永久抹消登録の申請と同時に重量税の還付申請を行う必要があります。
自賠責保険の解約返戻金
保険期間が残っている場合、保険会社に解約申請を行うことで返戻金を受け取れます。廃車買取業者が買取価格に含めて提示するケースも多いため、見積もり時に内訳を確認しておきましょう。
還付金が買取価格に含まれているのか、別途受け取れるのかは業者によって対応が異なります。最終的な手取り額を左右するポイントなので、契約前に必ず確認してください。
成田対応の廃車買取サービス比較
成田市内に拠点を置く、または成田市を対応エリアに含む主要な廃車買取サービスをまとめました。
| 項目 | 日本廃車センター 成田店 | 廃車王(佐倉店が成田担当) | カーネクスト |
|---|---|---|---|
| 所在地 | 成田市取香351-1(※車両保管ヤード。一般来店不可) | 佐倉市上別所118-1(※所在地はエリア外の佐倉市ですが、成田市全域の引き取りに対応) | 全国対応(来店不要) |
| 電話番号 | 0120-814-869 | 043-498-3113(佐倉店) | 公式サイトより申込 |
| 営業時間 | 10:00〜18:00(電話査定は9:00〜20:00) | 9:00〜18:00 | 24時間Web受付 |
| 定休日 | 年中無休(年末年始を除く) | 要確認 | 年中無休 |
| 買取保証 | 0円以上保証 | 原則0円以上 | 0円以上保証 |
| 引き取り費用 | 無料 | 無料(成田市全域対応) | 無料 |
| 手続き代行 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 還付金の扱い | 還付金相当額を買取金額と合算して先払い | 要確認 | 買取価格に含む |
| 来店の要否 | 完全非対面・出張特化型(電話またはWebで申込→出張引き取り→手続き完了まですべて非対面で完結) | 来店不要 | 来店不要 |
| 特徴 | 査定後の減額なし(査定価格保証) | 国内最大級の自動車リサイクルネットワーク(NGP加盟) | 24時間Web申込対応、全国ネットワーク |
※営業時間・サービス内容は変更になる場合があります。利用前に各社へ直接ご確認ください。
※還付金の扱いは業者によって異なります。日本廃車センターのように還付金相当額を買取金額に上乗せして先払いする形式と、カーネクストのように還付金相当額が査定額に含まれる形式があります。最終的な手取り額を正確に比較するためには、「買取価格+還付金」の総額で比較することが重要です。
日本廃車センター成田店についての補足: 住所として記載されている成田市取香の拠点は、成田空港近隣の車両保管ヤードであり、一般的な店舗窓口は存在しません。住所を頼りに車を持ち込むことはできませんのでご注意ください。すべての手続きは電話またはWebでの申し込みから始まり、出張引き取り→抹消登録代行→入金まで完全非対面で完結します。
車両の状態によっては中古車買取店も検討を
走行可能な車や年式が比較的新しい車は、廃車専門業者よりも中古車買取店のほうが高い査定額が付く場合があります。成田市の国道408号線(土屋エリア)にはガリバー、アップル、ジーアフターといった大手買取店が近接しており、廃車を決める前に一度査定を受けてみるのも有効な選択肢です。
成田で廃車を売るなら出張査定が便利
成田市で廃車を検討している方には、出張引き取り対応の業者を利用するのが最も効率的です。
自走できない車は出張引き取りが必須
不動車や車検切れの車は公道を走れないため、店舗への持ち込みができません。廃車買取業者の多くは積載車やレッカーによる出張引き取りに無料で対応しており、自宅の駐車場からそのまま引き取ってもらえます。
成田市内は全域対応の業者が多い
日本廃車センターや廃車王など、成田市内全域を無料引き取り対象としている業者が複数あります。ただし、空港周辺の特殊な交通規制エリアや、積載車の進入が難しい狭い道路の場合は、事前に引き取り可否を確認しておくと安心です。
富里市の解体業者への直接持ち込みも選択肢
自走可能な車であれば、富里市七栄エリアに集積する解体業者(幸邦工業、道建、野路工業など)へ直接持ち込むことも選択肢になります。自社で解体ラインを持つ認可業者に直接依頼することで、中間マージンが省かれ、資源価値が直接反映された価格提示が期待できます。
ただし、これらの業者は主に業者間取引を行っている施設であり、一般個人の飛び込み持ち込みを常時受け付けているとは限りません。個人対応をしていない期間がある業者もあるため、必ず事前に電話で「個人の持ち込みが可能か」「予約が必要か」を確認してから訪問してください。
まずは査定してみよう
廃車予定の車であっても、買取価格が付くケースは珍しくありません。「0円でも引き取ってもらえれば御の字」ではなく、「売れるかもしれない」という視点で査定を受けることが大切です。
まずは複数の業者に査定を依頼して、ご自身の車の現在の価値を確認してみてください。一括査定サービスを使えば、一度の申し込みで複数社の査定額を比較できます。
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成田市周辺の買取業者の特徴や、より高く売るためのコツについては、以下の記事で詳しくまとめています。
まとめ
廃車予定の車でも、鉄・アルミなどの金属資源、再利用可能な部品、海外市場での需要を背景に、多くの場合は買取価格が付きます。
廃車買取専門の業者に依頼すれば、引き取り費用や手続き代行費用が無料になるケースがほとんどです。ディーラーや整備工場に費用を払って廃車にする前に、まず買取査定を受けてみてください。
成田市は近隣に解体業者が集積しており、出張引き取りに対応する業者も多いため、廃車買取の選択肢が豊富なエリアです。1社だけで判断せず、複数の業者から見積もりを取ることで、より良い条件での売却が期待できます。

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