成田空港は深夜便や早朝便が多く、「お風呂に入りたい」「体を休めたい」というニーズが高い空港です。しかし、実際に24時間使えるお風呂はあるのでしょうか。
この記事では、成田空港周辺の入浴・シャワー事情について、現実的な選択肢と注意点を正直にまとめました。

目次~もくじ~
成田空港に24時間利用できるお風呂はある?
結論:空港内・空港周辺ともに、一般利用できる24時間お風呂はありません。
成田空港で「24時間お風呂がある」と思われがちな理由は、いくつかの施設情報が混在しているためです。実際には、空港内のシャワールームや仮眠室には営業時間があり、深夜や早朝には利用できません。
なぜ「ある」と思われがちなのか
成田空港周辺の温浴施設として「成田空港温泉 空の湯」がありますが、この施設は24時間営業ではありません。公式サイトに「24時間営業の温浴施設」と記載されている箇所がありますが、これは施設全体(カプセルホテル含む)のことで、入浴施設自体の営業時間は限られています。
また、第2ターミナルに直結する「ナインアワーズ成田空港」は24時間営業のカプセルホテルですが、こちらはお風呂ではなくシャワー施設です。
閉店時間・利用条件の落とし穴
空港内のシャワールームは以下の営業時間となっています。
第1ターミナル
- 出国前シャワールーム:7:00〜20:00(最終受付19:30)
- 出国後リフレッシュルーム:7:00〜21:00(シャワー最終受付20:30)
第2ターミナル
- 出国後リフレッシュルーム:7:00〜21:30(シャワー最終受付21:00)
このように、深夜23時以降や早朝6時前には空港内の公式シャワー施設は利用できません。
深夜・早朝に使えるシャワーの現実的な選択肢
深夜や早朝に成田空港でシャワーを利用したい場合、24時間営業の施設は2つあります。
ナインアワーズ成田空港(24時間営業)

第2ターミナル駐車場ビル地下1階にあるカプセルホテル「ナインアワーズ成田空港」では、24時間シャワー利用が可能です。
基本情報
- 場所:第2ターミナル直結の第2駐車場ビル地下1階
- シャワー料金:1時間1,000円
- アメニティ:タオル、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ付き
- 24時間受付・利用可能
- 公式サイト:ナインアワーズ成田空港
混雑時にはシャワーのみの利用を断られる場合もあるため、確実に利用したい場合は宿泊や仮眠プランの利用がおすすめです。
エアポートカフェ NODOKA(24時間営業・2025年10月オープン)

2025年10月31日に第2ターミナル本館2階にオープンした新施設です。ナインアワーズが満室の場合の有力な選択肢となります。
基本情報
- 場所:第2ターミナル本館2階(一般エリア・北側)
- 席料金:オープン席30分600円〜、個室30分800円〜
- シャワー:40分まで利用可能(別料金、詳細は料金表参照)
- フリードリンク、Wi-Fi付き
- 24時間営業
- 公式サイト:エアポートカフェ NODOKA
特徴:カフェラウンジ形式で、シャワーだけでなく仮眠や作業もできる多機能施設です。芝生エリアや個室ブースがあり、家族連れにも対応しています。
お得情報:提携クレジットカード(一部ゴールドカード等)や空港従業員は席料が割引になる場合があります。プライオリティ・パスでの利用も可能です。
空港内公式シャワールーム(7:00〜21:30)
空港直営のリフレッシュルーム内にもシャワー施設があります。
料金体系
- シャワーのみ:最初の30分1,050円、以降15分ごとに530円
- 仮眠室(シャワー付き):最初の60分1,560円、以降30分ごとに780円
営業時間
- 第1ターミナル(出国後):7:00〜21:00(最終受付20:30)
- 第2ターミナル(出国後):7:00〜21:30(最終受付21:00)
- 詳細:成田空港公式サイト
料金比較:24時間利用可能なシャワー施設
| 施設 | シャワー利用目安 | 営業時間 | 場所 |
|---|---|---|---|
| ナインアワーズ | 1,000円/1時間 | 24時間 | 第2(駐車場ビルB1) |
| NODOKA | 席料+シャワー代※ | 24時間 | 第2(本館2F) |
| 空港公式シャワー | 2,110円/1時間 | 7:00〜21:30 | 各ターミナル |
※NODOKAは席料(オープン席30分600円〜)+シャワー代の合計。詳細は公式サイト参照。
深夜・早朝の選択肢は2つ
24時間営業でシャワーを利用できるのは、ナインアワーズとNODOKAの2施設のみです。ナインアワーズはシャワー単独利用がシンプルで、NODOKAはカフェスペースで休憩しながら利用できるのが特徴です。
成田空港温泉 空の湯(空港外・夜23時まで)
成田空港からシャトルバスで約10分の場所にある天然温泉施設ですが、24時間営業ではない点に注意が必要です。
基本情報
- 入浴時間:10:00〜23:00前後(最終受付22:00前後)
- シャトルバス:第1・第2ターミナルから運行(始発5:00空の湯発、終バス22:40成田空港発)
- 料金:大人1,000円〜1,700円(プランや曜日により変動)
- 設備:露天風呂、サウナ、岩盤浴など充実
- 宿泊者は朝5時〜7時45分まで内湯利用可能
- 公式サイト:成田空港温泉 空の湯
重要な注意点:夜22時00分が最終受付です。深夜便で到着した後に「お風呂に入りに行く」ことはできません。あくまで「出発前」や「夜21時頃までに到着した便」向けの施設です。宿泊する場合のみ、カプセルホテルの利用となります。
お風呂に入れないときの現実的な回避策
お風呂やシャワーが使えない時間帯に到着・出発する場合、以下の選択肢があります。
シャワーで割り切る
深夜22時以降や早朝7時前に到着・出発する場合は、24時間営業の以下の施設を利用するのが最も現実的です。
- ナインアワーズ:シャワー単独利用がシンプル(1,000円/時間)
- NODOKA:カフェスペースで休憩しながら利用可能(席料+シャワー代)
仮眠を優先する
体力的に疲れている場合は、お風呂よりも仮眠を優先するのも一つの手です。ナインアワーズでは仮眠プラン(3時間3,000円〜)も提供しており、シャワーとセットで利用できます。
朝風呂という選択肢
深夜到着の場合、空港内や周辺ホテルで仮眠を取り、朝7時以降に空港のシャワールームを利用する方法もあります。第1・第2ターミナルのリフレッシュルームは朝7時から営業しているため、早朝便の出発前にシャワーを浴びることが可能です。
成田空港近くで「寝れる」場所はある?
深夜到着や早朝出発の場合、仮眠場所の確保も重要です。
深夜滞在の現実
成田空港は24時間営業の空港ではありません。各ターミナルで深夜に開放されているエリアは限られています。
開放エリア
- 第1ターミナル:1階到着ロビーのミーティングポイント
- 第2ターミナル:地下1階〜2階の一部エリア
- 第3ターミナル:1階・2階の一部エリア
ベンチは硬質タイプが多く、横になって休むのは快適とは言えません。また、警備のため警察官の巡回も頻繁にあります。
仮眠スペース・簡易宿泊の考え方
無料の選択肢
- 空港内ベンチ(第3ターミナルが比較的空いている)
- 北ウェイティングエリア(第2ターミナルから徒歩約5〜8分・第2〜第3ターミナル間、畳スペースあり)
有料の選択肢
- ナインアワーズ成田空港:カプセル宿泊6,000円〜/泊
- 空港内仮眠室:最初の60分1,560円、以降30分ごとに780円(出国後エリア)
宿泊を選ぶべきケース
以下のような場合は、ホテル宿泊を検討するのがおすすめです。
- 深夜23時以降到着で翌朝の予定がある場合
- 早朝5時台の出発便を利用する場合
- 体力的に余裕を持って移動したい場合
- 荷物が多くベンチでの仮眠が難しい場合
成田空港周辺には「東横INN成田空港」などのビジネスホテルがあり、早朝シャトルバスも運行しています。事前予約をしておけば、確実に休息を取ることができます。
深夜着・早朝便ユーザー向け判断フロー
自分に合った選択肢を選ぶための判断基準をまとめました。
今の時間は?
深夜〜早朝(24時以降〜7時前)
- お風呂は諦め、シャワー(ナインアワーズ)または仮眠を選ぶ
- 体力に余裕があれば空港ベンチで過ごす選択肢も
日中(7時〜21時頃)
- 空港内リフレッシュルームのシャワー利用可能
- 時間に余裕があれば空の湯も選択肢に(23時閉館、22時最終受付)
体力は?
疲労が大きい
- ホテル宿泊またはナインアワーズのカプセル利用
- 仮眠を優先し、シャワーは朝に
比較的元気
- シャワーのみの利用で十分
- 空港ベンチでの待機も可能
何を優先する?
コスト優先
- 空港ベンチで無料待機
- 最低限の出費で済ませる
快適さ優先
- ホテル宿泊(7,000円〜)
- ナインアワーズ宿泊(6,000円〜)
時間効率優先
- ナインアワーズで仮眠+シャワー
- 空港内で完結させる
まとめ
24時間風呂は無い
成田空港内・空港周辺ともに、24時間利用できる一般向けお風呂はありません。「空の湯」は夜23時(最終受付22時)までで、深夜便到着後の利用は不可能です。深夜のシャトルバスも運行していないため、深夜・早朝利用者には現実的ではありません。
深夜・早朝はナインアワーズまたはNODOKAの二択
結論:深夜2時に着いてお風呂に入れるのか?→24時間シャワーはナインアワーズとNODOKAの2施設のみ。
深夜着や早朝便を利用する場合、以下のポイントを押さえておけば困りません。
- 空港内シャワーは7時〜21時前後のみ
- 空の湯は23時(最終受付22時)まで
- 深夜・早朝の選択肢はナインアワーズ(1,000円/時間)またはNODOKA(席料+シャワー代)の2つ
- 仮眠場所は限られている(無料ベンチor有料施設)
- 確実に休みたいなら事前にホテルやナインアワーズを予約
成田は「割り切り」が一番ラク
成田空港は羽田空港と比べて都心から離れており、深夜・早朝の交通手段も限られています。「湯船に浸かりたい」「広いベッドで寝たい」といった理想を追い求めるより、「シャワーで十分」「カプセルで寝られればOK」と割り切った方がストレスなく過ごせます。


