酒々井町にある国指定史跡・本佐倉城跡へ、家族で行ってきました🏯
成田に長年住んでいながら、こんなに近くにこれほど大きな城跡があることを、恥ずかしながら今回初めて知りました。実際に歩いてみると、空堀や土塁、高低差のある地形から「本当にここにお城があったんだ」と実感でき、子どもたちも探検するような顔つきで歩いていたのが印象的でした。
目次~もくじ~
本佐倉城跡を家族で歩いてきました

まずは国史跡本佐倉城跡案内所へ立ち寄り、散策マップを入手!!

そこから城跡へ入っていきました。空堀・土塁・高台と、主要な場所を一通り歩いて、かかった時間は約1時間ほどです。
行く前は「史跡」と聞いて、正直そこまで広くないだろうと勝手に想像していたのですが、実際に足を踏み入れると想像していた以上の広さで驚きました。
本佐倉城跡には天守閣のような建物は残っていません。ここは、建物を見て楽しむ観光地というより、地形そのものを自分の足で歩いて感じる場所です。土の坂道を上り下りしながら、子どもたちは「ここ何?」「ここから敵が来るの?」と、楽しそうに声を上げながら歩いていました。
まずは、当日撮影した写真とともに、現地の雰囲気を感じていただければと思います。
空堀や土塁を歩くと「ここに城があった」と実感できる
現在も残る空堀・土塁・高低差

本佐倉城跡には、空堀や土塁、そして大きな高低差がそのまま残っています。足元の土の感触や、坂道を上るときの息の上がり方から、ここがただの丘や林ではなく、人の手によって作られた地形だということが伝わってきました。
酒々井町の公式情報によると、本佐倉城跡は北総台地の地形を利用し、堀や土塁、郭(くるわ)を築いた「土の城」とされています。建物ではなく地形そのものが城の姿として残っている、というのは、実際に歩いてみて初めて腑に落ちる感覚でした。現地には案内板や散策マップも設置されており、写真とあわせて見ると、今どのあたりを歩いているのかがわかりやすくなっています。
歩いて分かった本佐倉城跡の規模
歩いてみて一番驚いたのは、その規模の大きさです。案内所からひと通り歩くだけでも、思っていたよりずっと広く感じました。
酒々井町の公式情報でも、本佐倉城跡は約35万㎡におよぶ規模を持つとされ、最終的には10の郭と城下の宿を惣構(そうがまえ)で囲んだ、大きな城郭だったと紹介されています。


今、目の前に広がっている坂道や平場のひとつひとつが、かつての郭の一部だったと考えると、見え方が少し変わってきます。
高台から見渡した田園風景も印象に残った

今回、個人的に一番印象に残ったのが、高台から見渡した田園風景です。
坂道を上りきったところで視界が開け、目の前には緑の田んぼが広がっていました。風が吹き抜けていくのを感じながらしばらく立ち止まって眺めてしまうほど、気持ちのいい景色でした。こうして高い場所に立ってみると、周囲を見渡せるこの立地だからこそ城が築かれたのかもしれない、と自然に感じられました。


「絶景」と言い切ってしまうのは少し大げさかもしれませんが、それくらい印象に残る景色だったのは間違いありません。ぜひ現地で実際の景色を見ていただきたいポイントです。
そもそも本佐倉城跡はどんな城跡?


ここで少しだけ、本佐倉城跡の歴史にも触れておきます。
酒々井町の公式情報によると、本佐倉城跡は関東の名族・千葉氏の最後の居城です。文明年間(1469〜1487年)に築かれたとされ、以降およそ100年間にわたり、本佐倉城周辺は下総の政治・経済・文化の中心として発展しました。しかし1590年、豊臣秀吉による小田原征伐に伴って千葉氏が滅び、本佐倉城もその歴史に幕を閉じています。
現在は1998年9月に国指定史跡となり、保存整備が進められているほか、2017年には続日本100名城にも選定されています。発掘調査では、主殿や会所、庭園遺構、門、櫓などで構成される千葉氏当主の屋敷群も確認されています。
こうした歴史を頭の片隅に置いてから歩くと、目の前の空堀や土塁の見え方も少し変わってくるように思います。
本佐倉城跡を歩くなら案内所にも立ち寄りたい
展示や資料を見てから歩くと城跡が分かりやすい



国史跡本佐倉城跡案内所には、本佐倉城の歴史を紹介する展示のほか、地形模型や紹介映像、発掘調査で見つかった土器なども展示されています。散策マップやパンフレットも用意されているので、城跡に入る前にひと通り見ておくと、実際に歩いたときの理解がぐっと深まります。
我が家も、先に案内所で歴史や地形模型を見てから城跡へ向かったのですが、「さっき見た模型のここを歩いているんだ」という感覚があり、単に歩くだけよりも楽しめました。
スタッフから本佐倉城について教えてもらった
案内所では、スタッフの方がとても親切に本佐倉城の歴史について詳しく教えてくださいました。「城跡を案内しましょうか」と声をかけていただいたのですが、今回は家族だけでゆっくり歩きたかったので、丁寧にお断りして自分たちのペースで散策しました。
この日の対応がとても丁寧だったのは事実ですが、いつでも同じように詳しい案内を受けられるとは限らないと思いますので、その点はご了承ください。
なお、続日本100名城のスタンプは案内所トイレ前に設置されており、24時間押印できます。スタンプラリーをされている方は、あわせてチェックしてみてください。

また、酒々井ふるさとガイドの会による無料ガイドも用意されており、申込書での事前申込みが必要とのことです。ガイド希望の場合は、事前に公式サイトで最新の申込方法をご確認ください。
子どもとの探検や散歩にも楽しめそう
今回、子どもたちは坂道や土塁を「探検」するような感覚で歩いていました。城や歴史について詳しく知らなくても、空堀を覗き込んだり、坂道を駆け上がったりする体験そのものを楽しんでいる様子で、これは城跡ならではの遊び方だなと感じました。
歴史好きな方はもちろん、散歩や軽いハイキングを楽しみたい方にも向いていそうなスポットです。成田・酒々井周辺で、近場のお出かけ先を探している方の選択肢のひとつとして、覚えておいていただけたらうれしいです。
こんな方に向いていそうです。
- 城や歴史が好きな方
- 戦国時代や千葉氏に興味がある方
- 子どもと探検感覚のお出かけを楽しみたい家族
- 散歩や軽いハイキングを楽しみたい方
- 景色を楽しみながら歩きたい方
- 地域に残る史跡を巡りたい方
本佐倉城跡へ行く前に知っておきたいこと
歩きやすい靴で行くのがおすすめ
本佐倉城跡には高低差があり、場所によっては急な斜面もあります。実は今回、サンダルで訪れてしまい、斜面をうまく歩けず一度車まで戻って靴に履き替えるというひと幕がありました。
散策する際は、歩きやすいスニーカーなどで訪れることをおすすめします。子ども連れの場合も、斜面などでは足元に注意しながら歩いてください。
今回の散策時間は約1時間
今回は案内所から城跡の主要な場所を一通り歩いて、約1時間ほどでした。ただし、どこまで見るか、どのくらいのペースで歩くかによって所要時間は変わってきますので、あくまでひとつの目安として考えていただければと思います。案内所の展示をじっくり見たり、ガイドを利用したりする場合は、別途時間を見ておくと安心です。
本佐倉城跡のアクセス・案内所情報
本佐倉城跡
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 〒285-0926 千葉県印旛郡酒々井町本佐倉781 |
| 京成大佐倉駅から | 徒歩約10分 |
| 京成酒々井駅から | 徒歩約20分 |
| JR酒々井駅から | 徒歩約25分 |
| 車 | 酒々井ICから約10分 |
| 駐車場 | 台数・料金など詳細は現地未確認のため、お出かけ前に公式サイトでご確認ください |
国史跡本佐倉城跡案内所
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開館時間 | 9:00〜16:30 |
| 休館日 | 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日、年末年始(12月28日〜1月4日) |
| 電話番号 | 043-376-5747 |
| 続日本100名城スタンプ | 案内所トイレ前に設置、24時間押印可 |
なお、現在「国史跡本佐倉城跡クイズラリー」も開催中とのことです。期間や参加方法など最新情報は、あわせて公式サイトでご確認ください。
この記事のまとめ

本佐倉城跡は、建物を見る城観光ではなく、残された空堀や土塁、高低差を自分の足で歩くことで、城の存在をじんわりと感じられる場所でした。高台から広がる田園風景や、子どもたちが探検感覚で楽しんでいた様子も、今回とても印象に残っています。
成田に長く住んでいても知らなかった、身近に残る大きな国指定史跡だったというのも、今回のうれしい発見でした。散策する際は、急な斜面もあるので歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。


