香取市観音、国道51号沿い。
かつて「ファミー バッティングセンター」として営業していた場所で、今、新たな動きが始まっています。
2023年1月の閉業から約3年。
残された建物や設備を活かし、再び子どもたちがバットを振れる場所をつくろうという「バッティングセンター復活プロジェクト」です!
プロジェクトを進めているのは、KOUMA FARM代表の高麗(コウマ)さん。
なぜ今、バッティングセンターなのか。

目次~もくじ~
きっかけは、昔の野球仲間の子どもたちだった

高麗さん自身も、かつて野球に夢中になった野球少年の一人。
野球を通じて多くのことを学び、育ててもらったといいます。
そんな高麗さんがバッティングセンターの復活を考えるきっかけとなったのが、昔一緒に野球をしていた同級生の子どもたちでした。
友人に誘われ、ふと練習試合を見に行ったとき、一生懸命プレーする子どもたちの姿に、かつての自分自身の姿が重なりました。
そして生まれたのが、
「子どもたちがバットを振れる場所を、もう一度作りたい」という思いでした!
地域からバッティングセンターが少なくなっている今だからこそ、野球を楽しむ子どもたちが気軽に練習できる場所をつくりたい。
高麗さんにとって今回のプロジェクトは、単に一つの施設を復活させるだけではなく
「野球で育った自分から、次の世代への恩返し」でもあります。
同じタイミングでつながった、旧バッティングセンターとの縁

そんな思いを抱き始めた頃、高麗さんにもう一つの縁がつながります。

それが、香取市観音に残されていた旧「ファミー バッティングセンター」でした。
場所は香取市観音811。
国道51号沿いにあり、成田方面から車で約30分の場所です。
実際に現地を訪れてみると、想像していた以上に広い敷地。

建物には「バッティングセンター」の看板が残り、中には当時使われていたバッティング設備も残されていました。


隣には以前ゲームセンターとして使われていた3階建ての建物もあり、広い駐車場もあります。

「子どもたちが野球を楽しめる場所をつくりたい」
そう考えていたタイミングで、かつてバッティングセンターだった場所との縁がつながったことから、プロジェクトは一気に動き始めました!
思い立って約1カ月。すでに復活へ向けて動き始めています

驚いたのは、そのスピードです!!
高麗さんがバッティングセンターを復活させようと思い立ったのは、2026年8月初め。
私たちが取材に訪れたのは同じ8月末でした。
高麗さんのお話を聞いていて、その行動力とスピード感に、ただただ驚くばかりでした。
約3年間使われていなかった場所だったため、まず始めたのは草刈り。
当時は草がかなり生い茂っており、整備するのもひと苦労だったそうです。

取材時点では、次の段階となる電気系統の工事を控えていました。
電気が入った後は、残されている既存設備の状態を確認しながら、実際に動かすための調整を進めていく予定とのこと。

現在は5打席の復活を予定しています。
そして、この短期間でここまで動き始められた背景には、プロジェクトに共感した多くの人たちの存在があります。
昔の野球仲間をはじめ、看板屋さんやテント屋さん、企業の方々など、すでに多くの方から協賛をいただき、復活に向けて力を貸してくださっているそうです。
高麗さんが取材中に口にしていたのが、
「協力してくれる方がたくさんいて、感謝しかない」という言葉。
プロジェクトが始まって間もないにもかかわらず、すでに人が集まり、実際の工事へ進み始めていることが印象的でした。
新しくするだけじゃない。昔の面影も残したい

今回のプロジェクトには、もう一つ大切にしていることがあります。
それは、昔のものをすべてなくして、新しい施設に作り替えるわけではないということ。
旧ファミー バッティングセンターには、当時使われていた設備などが今も残っています。
高麗さんは、以前ここに通っていた人たちが訪れたときにも懐かしさを感じられるよう、残せるものは残していきたいと考えています。
昔ここでバットを振っていた子どもたちが大人になり、今度は自分の子どもを連れてくる。
そんな光景が生まれたら、この場所にとっては単なる「再オープン」とは少し違う意味を持つのかもしれません。
昔の記憶を残しながら、次の世代へつないでいく。
それも、このプロジェクトの魅力の一つです!
目指すのは、子どもだけでなく家族が楽しめる場所

取材をしていて何度も出てきたのが、「家族で楽しめる場所にしたい」という話でした。
高麗さんがまず考えているのは、もちろん子どもたちがバットを振り、野球を楽しめる場所をつくること。
しかし、子どもが野球をするときには、送り迎えをするお父さんやお母さん、一緒についてくる兄弟姉妹もいます。
高麗さんから取材中、
「母親目線で、バッティングセンターに何があったら嬉しいですか?」
と逆に質問された場面もありました。
高麗さんが話していたのは、
「ここに来ているみんなが飽きないような場所にしたい」ということ。
バッティングセンターだけではなく、カフェやバーガー、野菜を購入できる場所など、家族で過ごせる場所にしていくアイデアも膨らんでいます。
今後どのように進んでいくのか、その展開にも注目です。
それでも「バッティングセンターを復活させて終わり」ではなく、この広い敷地を使ってどんな場所にしていけるのか。
高麗さんがさまざまな可能性を考えていることが伝わってきました。
復活したら終わりではない。長く地域に残すために

今回の取材で改めて知ったのが、バッティングセンターは復活させるまでだけでなく、その後も維持していかなければならないということです。
機械や設備のメンテナンスはもちろん、毎日使用する野球ボールも消耗していきます。
高麗さんによると、ボールも半年に1回程度交換する必要があるとのこと。
施設を完成させるための費用だけでなく、その先も地域の子どもたちが使い続けられる場所として運営していく必要があります。
だからこそ、このプロジェクトは高麗さん一人だけで完成させるものではなく、
想いに共感した地域の人たちと一緒につくり、残していく場所なのだと感じました。
バッティングセンター復活プロジェクトでは協賛を募集中
現在、バッティングセンター復活プロジェクトでは、個人・企業を問わず協賛を募集しています。
協賛金額などについては、問い合わせ時に相談となります。
復活に向けた工事や活動の様子についても、プロジェクトの公式Instagramで発信していく予定です。
バッティングセンター復活プロジェクト
所在地
千葉県香取市観音811
場所
国道51号沿い/成田方面から車で約30分
復活予定
5打席
完成予定
2026年11〜12月頃
※取材時点での予定です。工事状況などにより変更となる可能性があります。
協賛
個人・企業ともに募集中
協賛についての問い合わせ
公式InstagramのDM
電話:0476-37-6437
「野球で育った自分から、次の世代へ」

2026年8月初め。
「子どもたちがバットを振れる場所を、もう一度作りたい」
一つの思いから始まったプロジェクトは、わずか約1カ月で多くの人を巻き込み、実際の復活作業へと進み始めました。
今回、現地を訪れて特に印象に残ったのは、古いバッティングセンターの設備でも、広い敷地でもありません。
高麗さんの想いに共感して、人が集まっていることでした。
野球を通じて育った一人の野球少年が大人になり、今度は自分が次の世代へ返していく。
そして、かつて地域の人たちがバットを振ったこの場所に、再び子どもたちの声が戻ってくる。
完成予定は2026年11〜12月頃。
まだ名前も決まっていない、新しいバッティングセンター。
だからこそ、完成した姿だけではなく、何もないところから少しずつ場所が出来上がっていく今しか見られない過程にも注目です。
復活までの様子は公式Instagramで発信されていく予定です。


