なりまっぷ限定

老舗料理店修業とスペインでの経験を経て、富里へ~桜岡 友和さんが料理で伝えたい千葉の魅力~

桜岡 友和

富里市七栄にある「季節板前料理 なごみ」をご存じですか?

店主の桜岡友和さんは、都内での修業にスペインでの日本料理店立ち上げと、経歴を聞くだけで「え、なにその人生!」となる料理人さんです!

しかも原点は、幼稚園の頃に母と作ったパンなんだとか…。

これはもうご本人に直接聞くしかない!ということで、なりまっぷが直接お話を伺ってきました✨

この記事では桜岡さんの歩みと、料理にかける今の思いをお届けします!

富里で夫婦二人、日本料理店を営む現在

季節板前料理 なごみの外観

「季節板前料理 なごみ」は、富里市七栄にある日本料理店です。

店主の桜岡友和さんが、奥様と二人で営んでいます。

桜岡さんご夫婦

固定されたメニューは設けず、その時々の旬の食材を生かした料理を提供するのが「なごみ」のスタイル。

季節板前料理 なごみのメニュー

地元千葉県の食材と、全国のその時期においしい食材を組み合わせるのが桜岡さんの料理スタイルで、お客様に料理をゆっくり楽しんでもらうことを大切にしているそうです。

その桜岡さんは、どのような道のりを経て富里にたどり着いたのでしょうか。

母と作ったパンから始まった料理人人生

桜岡さんの御両親は、食品や料理関係の仕事に携わっていました。

幼い頃からその影響を大きく受けて育ったといいます。

原点として話してくれたのが、幼稚園の頃に母親と自宅でパンを作った記憶。

そのとき感じた「すごく楽しかった」という気持ちが、現在まで続く料理人人生の出発点になりました。

教員か料理人か高校時代に選んだ道

進路を考える高校時代、桜岡さんは「教員になるか、料理人になるか」で悩んでいたそうです。

そんな時期に見ていたのが、当時放送されていたテレビ番組「料理の鉄人」でした!

画面の中で活躍する料理人たちの姿に、「こんなにかっこいい料理人の人たちがいるんだ」と感じたことも後押しとなり、料理人の道を選びます。

高校卒業後、料理人としての第一歩は浅草の老舗料理店での修業から始まりました。

厳しい修業を、現在はどう振り返るのか

修業の場となったのは、東京・浅草の寿司店にて寿司を中心に日本料理を学びました。

当時の修業はかなり厳しかったそうですが、桜岡さんはその日々を「その修業があったからこそ今の自分がいる」と振り返ります。

なんと、この修業先へ1年後輩として入ってきたのが、現在の奥様です!!

この出会いが、のちに二人で「なごみ」を切り盛りする日々へとつながっていきます。

幼少期から現在までのお話を伺っていて、本当に料理が好きな方なのだという印象を受けました。

スペインで得た「枠にはまらない経験」

日本で修業を積んだ桜岡さんには、海外での経験もあります。

スペインで日本料理店の立ち上げに携わり、現場責任者兼料理長を務めました。

渡航した当初は、英語、スペイン語がまったく話せなかったそうです。

それでもご本人いわく、「何とかなるものでした」

そして、この海外時代をこう表現しています。

「海外では枠にとらわれない、枠にはまらない経験をさせていただいた」

日本での厳しい修業と、海外での日々。

性質の異なる二つの経験が、現在の料理人としての考え方につながっているといいます。

「35歳までに自分の店を」富里で始めた新しい仕事

桜岡さん

「35歳までには自分のお店を持ちたい」

料理人として社会に出た時から、桜岡さんはそう決めていたそうです。

30代半ばの頃、現在の富里市七栄の物件を紹介されます。

桜岡さんの実家は佐倉、奥様の実家は成東。

富里が両家のちょうど中間あたりに位置していたことにも縁を感じ、物件や土地との出会いが重なって、富里での開業を決断。

こうして「季節板前料理 なごみ」が生まれました。

桜岡さん

季節板前料理 なごみの店内

季節板前料理 なごみの店内

季節板前料理 なごみの店内

千葉の食材、生産者、地域の背景を料理でつなぐ

「なごみ」にとって近年の大きな出来事が、第2回ちばガストロノミーAWARDでの特別賞受賞です。

桜岡さんは当時の気持ちを「受賞された時の気持ちは本当に嬉しかったです」とおっしゃっていました。

地元の食材を使いながら、全国のその時においしいものを組み合わせる…

その「なごみ」のスタイルを評価してもらえたことが嬉しかった、という言葉が印象に残っています。

そうした料理への向き合い方の背景には、食材だけでなく、その土地について深く知ろうとする桜岡さんの姿勢があります。

富里の歴史や風土についても勉強を重ねているそうです。

堀江ファームさんや末廣農場といった地域に根付く生産者や場所、三菱・岩崎家とのつながりが残る土地柄にも目を向けながら、地域の背景や思いを汲み、豚肉や野菜を使って心を込めて取り組んだとのこと。

料理そのものだけでなく、食材の向こうにいる人や地域の歩みまで見つめながら、桜岡さんは料理と向き合っています。

取材の最後にいただいた、地元食材を使った2品

取材が終わりに近づいた頃、桜岡さんから「良ければ食べますか?」という嬉しいひと言が!

その場で2品を作って振る舞ってくださいました。

一品目は、富里のスイカから作った「スイカ塩」を使った真鯛のマリネ。

富里のスイカを使ったスイカ塩を使った真鯛のマリネ

富里の特産「スイカ」と、九十九里の海から生まれた塩を掛け合わせた「スイカ塩」。

地元の恵みを無駄なく活かし、新しい価値へつなげる、千葉ならではのアップサイクル商品として地域の方と一緒につくりあげた商品。

正直、はじめて食べた味でしたが、スイカの甘味をほんのりと感じながら、真鯛の旨味もしっかり引き出されていて、とても上品な味わいでとても美味しかったです!

富里のスイカを使ったスイカ塩を使った真鯛のマリネ

あわせていただいたのが「食べるソース」。

お野菜に付けてもよし、そのままでも十分に美味しいソースでした。

食べるソース

食べるソース

食材の旨みが丁寧に引き出された、上品な味わい…

落ち着いた空間の中で、一皿一皿とじっくり向き合いながら楽しむ時間は、とても贅沢で幸せなひとときでした♡

地元の食材を料理で表現するという桜岡さんのお話を、そのまま舌で体験させてもらった時間でした🍉

料理を通して、もっと千葉の魅力を伝えたい

桜岡さん

これからについて、桜岡さんはこう話します。

「開業して12年経つんですが、地元千葉県、素晴らしい食材、生産者さん、事業者さんがたくさんいるので、その方たちの思いを汲みながら、つなげながら、料理で表現して、もっともっと千葉県の魅力を伝えられたらいいかなと思っております」

夫婦二人で営む小さな店から、一人でも多くの人に「料理って美味しい」「日本料理っていいな」「お寿司って美味しいな」と感じてもらえるように…

それが桜岡さんの現在の目標です。

母と作ったパンの記憶から始まった桜岡さんの料理は、いま、千葉の食材や生産者の思いとともに富里から届けられています。

桜岡さんのお料理や活動は、Instagramや「季節板前料理 なごみ」の公式サイトからチェックできます😊

来店については完全予約制となっているので、桜岡さんのお料理を楽しみたい方は必ず予約をお願いいたします。

「季節板前料理 なごみ」店舗情報

店名 季節板前料理 なごみ
住所 〒286-0221 千葉県富里市七栄650-1832
電話番号 0476-92-2712
営業時間 ランチ 11:30〜14:00
ディナー 17:30〜21:00
定休日 毎週月曜日・火曜日不定休(その他休みあり)
駐車場 あり(店前4台)
※できる限り乗り合わせでの来店に協力を
公式サイト https://tomisato-nagomi.jp/
公式X @tomocanaria
店主Instagram @sakuraokatomokazu

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


成田・富里周辺地域の開店・閉店情報が最速でわかる