「前のパスポートの期限が切れていたことに気づいたけれど、平日はなかなか休みが取りにくい」「日曜日に市役所へ行けば、申請もできると思っていた」…そんなふうに感じたことはありませんか?久しぶりの手続きでは、何から準備すればいいか迷うこともありますよね。
成田市では、パスポートの申請・受け取りを市役所の市民課で行っています。方法は大きく分けて、オンライン申請と、平日に窓口へ出向く紙の申請の2つ。どちらを選んでも、受け取りは本人が来庁する必要があり、平日に加えて第2・第4日曜日も受け取りの対象になっています。この記事では、自分に合う申請方法の選び方と、窓口でのちょっとした行き違いを防ぐためのポイントを整理しました。

自分はオンラインと窓口、どちらで申請する?
パスポートの申請方法は、大きく「オンライン申請」と「窓口(紙)申請」の2つです。どちらが優れているというより、ご自身の準備できるもの・来庁しやすい曜日によって選び方が変わってきます。
| 方法 | 向いている人 | 準備するもの | 来庁の回数 | 支払いの特徴 |
|---|---|---|---|---|
| オンライン申請 | マイナンバーカードとスマホを用意でき、平日に窓口へ行きにくい人 | マイナンバーカード、対応スマートフォン、マイナアプリ、顔写真・署名の画像データなど | 原則、受け取り時の1回 | 国・県手数料をカードで一括納付できる(事前登録が必要)。国は収入印紙、県は窓口キャッシュレス等を選ぶ方法もある |
| 窓口(紙)申請 | カードや暗証番号の準備が難しい人、書類を対面で確認しながら進めたい人 | 申請書、写真、本人確認書類など。戸籍謄本は新規・変更の有無等で要否が異なる | 申請時と受け取り時の、基本2回 | 国手数料は収入印紙を現金購入。県手数料は窓口キャッシュレス等(下記参照) |
オンライン申請は来庁回数を減らせる一方で、マイナンバーカードやスマホの準備、マイナポータルに届く通知のこまめな確認が必要になります。「オンラインの方が必ず早い」というわけではなく、不備があれば紙申請と同じようにやり取りが発生する点は覚えておきたいところです。書類を直接見てもらいながら進めたい方や、デジタル機器の準備にハードルを感じる方は、窓口での紙申請の方が安心して進められる場合もあります。
なお、災害による手数料の免除制度を利用したい方は、窓口での紙申請が対象となります。該当するかもしれない方は、オンライン申請を始める前に、千葉県公式サイト:災害救助法等の適用による手数料の免除についてで条件をご確認ください。
成田市役所のどこでできる?日曜は受け取りのみ
成田市でのパスポートの申請・受け取りは、成田市役所行政棟1階の市民課(成田市花崎町760番地、電話0476-20-1525・自動音声)で行っています。赤坂分室・遠山分室・下総支所・大栄支所では、申請や受け取りの手続きはできません。申請書の配布先として市が案内しているのは、市民課・赤坂分室・下総支所・大栄支所です。「申請書がもらえる場所」と「手続きができる場所」は別と考えておくと安心です。
| 日程 | 時間 | できること |
|---|---|---|
| 平日(月〜金) | 9:00〜16:30 | 申請・受け取りの両方 |
| 第2・第4日曜日 | 9:00〜16:30 | 受け取りのみ(申請は不可) |
| 土曜・祝日・振替休日・12月29日〜1月3日 | ― | 原則休止(祝日が第2・第4日曜と重なる日は交付を実施) |
第2・第4日曜日はあくまで「受け取り」のための窓口で、その場で新規の申請はできません。また、当面は3月の日曜日に毎週交付を行う案内も出ていますが、これは恒久的なルールではなく、休止日が出る可能性もあります。日曜日に受け取りを予定している方は、出かける前に成田市公式サイト:休日窓口サービスのお知らせで、その日が対象になっているかを必ず確認してくださいね。
申請できるのは、日本国籍を持ち、成田市または千葉県内の他市町村に住民登録がある方です。県外に住民登録があっても成田市に継続的に居住している学生・単身赴任の方などは、条件付きで「居所申請」という方法が使える場合がありますが、代理申請はできず、個別に確認が必要です。また「初めて取得する/以前のものの期限が切れている」方は新規申請です。一般に「更新」と呼ばれる切替申請は、有効期間が1年未満になった場合や、氏名・本籍の都道府県名などが変わった場合などが対象です。有効期間が残っていれば、いつでも自由に切り替えられるわけではありません。ご自身がどちらに当たるか迷う場合は、窓口で確認しながら進めるのも一つの方法です。
住民票が別の手続きで必要になった方は、成田市の住民票は土日も取れる?コンビニ交付・料金・休日窓口の使い分けもあわせてご覧ください。また、車を使わずに市役所へ向かう方法を調べたい方は、成田市コミュニティバスの乗り方|料金・Suicaと自分の路線の探し方も参考になります。
申請前に用意するもの

必要なものは、申請方法や新規・切替によって異なります。ここでは代表的なパターンをご紹介しますが、ご自身の状況に例外が当てはまらないか、最後に公式ページでの確認もおすすめします。
オンライン申請の場合
- 申請者本人のマイナンバーカードと必要な暗証番号(数字4桁、英大文字と数字を含む6〜16桁)
- 対応するスマートフォンと「マイナアプリ」のインストール・利用登録
- 規格に合う顔写真と署名の撮影準備(署名はあらかじめ紙に記入し、画面の案内に沿って撮影)
- 切替等で必要な方は、現在有効なパスポート
- 本籍地など、正確な戸籍情報
初めての申請や期限切れからの新規申請もオンラインの対象です。マイナポータルで受取窓口を「成田市」に選び、画面の案内に沿って申請します。県外登録者・一時帰国者の居所申請には別途条件があるため、該当する方は市のオンライン申請案内をご確認ください。
15歳未満の方は法定代理人による手続きとなり、本人と代理人それぞれのマイナンバーカードが必要です。15歳以上18歳未満の方が本人で申請する場合は、親権者の同意書の添付が必要になります。戸籍情報は同意による連携で紙の提出を省略できる場合がありますが、未成年者と法定代理人の戸籍が別になっているケースなどは追加の対応が必要です。詳しくは成田市公式サイト:パスポート(旅券)のオンライン申請についてをご確認ください。
窓口での紙の新規申請の場合
- 一般旅券発給申請書 1通
- 記載内容が最新で発行から6か月以内の戸籍謄本 1通(戸籍抄本は不可)
- 6か月以内に撮影した証明写真 1枚(縦45mm×横35mmなど規格あり。申請書に貼らずに持参)
- 有効な本人確認書類(種類により1点または2点。コピー不可)
- 以前取得したパスポートがある方は、そのパスポート(期限切れのものも可能な限り持参)
千葉県内に住民登録がある方は、住基ネットで住所確認ができるため住民票は原則不要です。ただし住基ネットの利用を希望しない場合や、住所変更直後、居所申請などには例外があります。詳しい条件は千葉県公式サイト:パスポートの新規申請についてをご覧ください。
窓口での紙の切替申請の場合
- 一般旅券発給申請書
- 6か月以内に撮影した、規格を満たす証明写真 1枚
- 現在有効なパスポート
氏名や本籍地の都道府県名などに変更がなければ、戸籍謄本は省略できる場合があります。ただし変更がある場合や、旅券の損傷が大きい場合などは必要になることもあるため、戸籍謄本が不要でも本籍は地番まで確認しておきましょう。写真の詳しい規格は外務省の写真案内で確認できます。詳細は千葉県公式サイト:有効なパスポートをお持ちの方をご確認ください。
料金と支払い方法は?2026年の変更に注意
2026年7月1日以降に受理された申請の、通常の国・県手数料を合わせた金額は以下のとおりです(未交付失効後の再申請などの加算は別)。
| 旅券の種類 | オンライン申請 | 窓口申請 |
|---|---|---|
| 18歳以上・10年旅券 | 8,900円 | 9,300円 |
| 18歳未満・5年旅券 | 4,400円 | 4,800円 |
| 18歳以上・残存有効期間同一旅券 | 5,400円 | 5,800円 |
なお、18歳以上を対象とした5年旅券は、2026年7月以降の申請分から取り扱いがなくなっています(すでにお持ちの5年旅券が無効になるわけではありません)。年齢は申請時で判定し、18歳未満の扱いになるのは18歳の誕生日の前々日までの申請です。誕生日が近い方は千葉県の手数料案内も確認しましょう。写真代や書類の取得費用は、上記に含まれません。
支払い方法は、2026年10月19日から変更されています。県手数料は、この日からクレジットカード・コード決済・電子マネーといったキャッシュレス納付が導入されました。ただし、窓口で納める国手数料の収入印紙は、引き続き現金での購入が必要です。オンライン申請で国・県分を一括してカード払いにする場合は、審査後にマイナポータルへ届く納付専用URLからクレジットカード情報を事前登録し、実際の決済は受け取り時に処理される流れになります。オンライン申請でも、国分の収入印紙を現金で購入し、県分だけ窓口キャッシュレスで納める方法を選べます。窓口でカードを出すだけで国・県分をまとめて払えるわけではありません。市民課で利用できる決済ブランドや当日の取扱いは、受け取り前にご確認ください。
また、成田市役所窓口での千葉県収入証紙の販売は、2026年12月28日で終了する予定です(購入済みの証紙は2027年12月末まで使用できます)。県の納付方法まとめ(PDF)では、納付書による県手数料の納付は2027年1月4日からの開始が案内されており、2026年10月時点ではまだ利用できません。支払い方法に関する最新の案内は、千葉県公式サイト:パスポート(トップページ)と成田市公式サイト:千葉県収入証紙販売のご案内であわせてご確認ください。
受け取りはいつ?申請後に忘れたくない確認
成田市での標準的な受け取り開始日は、紙申請は申請日から、オンライン申請は受理日から数えて11日目以降です。オンラインの送信日時が、そのまま受理日になるとは限りません。この日数は土日祝日・振替休日・12月29日〜1月3日を除いて数えられます。申請が集中する時期や、長期休暇の前後、書類の不備があった場合には、1か月程度かかる可能性があることも市から案内されています。「最短で必ず○日で受け取れる」というものではないので、渡航の予定がある方は余裕を持ったスケジュールを立て、不安な場合は窓口に相談してみてください。
オンライン申請の場合、審査の途中で内容の補正が必要になると、マイナポータルに依頼の通知が届きます。通知を見落として対応しないままだと、審査が止まってしまうことがあるため、申請後はこまめに確認しておくと安心です。審査中に重ねて紙で申請すると発給作業が中断してしまうため、方法を切り替えたい場合は必ず市民課へ相談しましょう。自分の受け取り可能日を調べたいときは、外務省のパスポート受取可能日検索システム「パスけん」も活用できます。
受け取り時には、紙申請の方は旅券引換書(旅券受領証)、オンライン申請の方は受付票(二次元コードが表示されたスマホ画面)に加えて、手数料、そして切替等で旧旅券の提示が必要な方はその旅券を忘れずに持参してください。切替等で提示した有効な旧旅券を忘れると、新しい旅券は受け取れません。受け取りは年齢を問わず本人が行う必要があり、お子さんの分も含めて、ご家族や代理人だけで受け取ることはできません。成田市で申請した旅券を他の窓口で受け取ることも、他の窓口で申請した旅券を成田市で受け取ることもできません。また、発行日から6か月以内に受け取らないと旅券は失効してしまい、その後5年以内の再申請には追加の手数料が発生する点にも注意しましょう。切替申請の場合、残っていた有効期間を新しい旅券に足すことはできず、旅券番号も新しくなります。古い番号で予約や査証の手続きを進めている方は、旅行会社や渡航先の関係機関に必要な対応を確認してくださいね。
受け取り前のチェック
- 交付予定通知や「パスけん」で受取可能日を確認した
- その日の市民課の開庁と、本人が来庁できることを確認した
- 引換書または受付票、必要な旧旅券、選んだ納付方法の準備ができている
詳しい流れは成田市公式サイト:【紙申請】パスポート(旅券)の申請・受け取りについて、オンラインの流れは成田市公式サイト:パスポート(旅券)のオンライン申請についてで確認できます。
まとめ
成田市でのパスポート手続きは、平日に窓口へ行きやすいか、マイナンバーカードやスマホの準備ができるかによって、選ぶ方法が変わってきます。まずは今お持ちの旅券の有効期限を確認し、オンライン申請に必要なものがそろうかどうかを見てみてください。そのうえで、申請方法と、受け取りに来庁できる日(平日または第2・第4日曜日)を決めていくとスムーズです。

※この記事の内容は、成田市・千葉県の公式サイトを2026年10月25日に確認した情報をもとにしています。制度や料金、開庁日・開庁時間は変更されることがあるため、ご利用前に必ず最新の公式情報をご確認ください。わからないことがあれば、成田市役所市民課(電話:0476-20-1525、受付は開庁日の9:00〜16:30、所在地:成田市花崎町760番地 市役所行政棟1階)に問い合わせてみるのも方法のひとつです。
