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「もっと患者さんを診たい」成田で鈴木ティベリュウ・浩志院長が向き合う乳がんの早期発見

鈴木ティベリュウ・浩志院長

「乳腺外科なのに、どうして内科も小児科も美容もやっているんだろう?」

公津の杜メディカルクリニックのことを、私は以前から疑問に思っていました。

そして、もうひとつ正直に書いておきます。

私自身、マンモグラフィは「痛そう」というイメージで、ずっと検診を後回しにしてきた一人です。

今回、院長の鈴木ティベリュウ・浩志先生に会いに行って、この2つがどちらも自分の中でつながりました。

乳がんの早期発見を「ライフワーク」とする鈴木先生が、どんな道を歩いてきて、今なにを伝えようとしているのか。

お話を聞いて感じたことも交えながらお届けします🏥

乳がんの早期発見を「ライフワーク」にする鈴木院長

診察

鈴木先生は、2014年4月に成田市飯田町で公津の杜メディカルクリニックを開いた院長で、日本乳癌学会が認定する乳腺専門医です。

お話の中で、とにかく何度も出てきたのが検診の話でした。

「私は乳がんの早期発見に努めている」

「30代からは毎年検診を受けてほしい」

最近では20代の方が検診に来ることもあるそうです。

画像

この日は、実際のマンモグラフィ画像を見せてもらいながら、乳がん検診や早期発見について説明を受けました。

写真右側の黒い部分は、画像には石灰化が確認でき、その形や広がり方によっては乳がんのサインとして現れることもあるため、詳しい検査が必要になる場合があるといいます。

画像

写真左側に写る黒い影が、乳がんだそうです。

これまで「乳がん検診は受けた方がいい」と耳にすることはありましたが、実際の画像を目の前にしながら説明を受けたのは、私にとって初めての経験でした。

なぜここまで早期発見を大切にしているのか。

その背景をたどると、鈴木先生がこれまで歩んできた医師としての道が見えてきます。

『ブラック・ジャック』17巻と19巻から始まった医師への道

診察

「病院の先生ってかっこいい!」小学生だった鈴木院長が医師を目指したきっかけ

鈴木先生は東京生まれ。

お父さんが日本人、お母さんがルーマニア人で、小さい頃はルーマニアで暮らしていました。

医師の家系というわけではなかったそうです。

きっかけは、日本に住む父方のおじいちゃん、おばあちゃんが「日本語を忘れないように」と送ってくれた手塚治虫の『ブラック・ジャック』でした。

届いたのは17巻と19巻。なぜか18巻だけなかったそうです。

ちょっと笑ってしまう話ですが、その2冊がぼろぼろになるまで何度も読み返したというのだから、どれだけ夢中だったかが伝わってきます。

「病院の先生ってかっこいい!」

そこから医師、そして外科医を目指すようになったと鈴木先生は話しています。

小学6年生頃に日本へ帰国し、高校を卒業するとふたたびルーマニアへ渡って医学部へ。

心臓血管外科から、乳腺を診る医師へ

先生

1998年に国立ブカレスト医科薬科総合大学医学部を卒業した鈴木先生は、そのまま附属病院の心臓血管外科でキャリアをスタートします。

その後はデンマークのコペンハーゲン大学医学部附属病院でも心臓血管外科に勤務。

2002年に千葉大学医学部附属病院へ入局してからは、心臓血管外科ではなく一般外科医を目指す道を選びました。

関連病院では消化器や呼吸器、小児、麻酔、救急まで、幅広い領域を診てきたそうです。

乳腺に進む転機になったのは、出張先の病院で乳腺の患者さんを診る機会が多かったこと。

専門医が少ない現状に直面したことが、この道を目指すようになった背景だといいます。

2011年には千葉大学医学部附属病院乳腺甲状腺外科の助教となり、乳腺領域の治療・研究・教育に携わりました。

では、もともと開業を考えていなかった鈴木先生が、なぜ成田でクリニックを開くことになったのでしょうか。

「もっと患者さんを診たい」開業を考えていなかった鈴木院長が成田へ

病院

実は鈴木先生、当時は開業なんて考えていなかったそうです。

今のクリニックがある場所は、もともと内科のクリニックでした。

ご両親の知人との縁があり、ご両親と一緒にたまたま挨拶に行ったとき、「ここ、病院を閉院するけどどう?」と声をかけられたのだとか。

ただ、それだけで決めたわけではありません。

大学病院で経験を重ね、いろいろな肩書きが付くにつれて会議などがどんどん増えていく。

そのぶん、自分で手術をしたり、直接患者さんを診たりする機会は減っていったといいます。

そのころ抱えていた気持ちを、鈴木先生はこう話してくれました。

「もっと患者さんを診たい」「もっと現場に出たい」

クリニックなら、自分自身が患者さんと直接向き合える。

乳がんの早期発見に関わる活動を地域からやっていくこと、幅広く患者さんを診られる環境に近づけることも考えて、成田での開業を決めたそうです。

2014年4月、公津の杜メディカルクリニック開院!

開業後のある時期には、クリニックが休診の日に成田赤十字病院で外来や手術をしていたこともあったとのことです。

乳腺だけではない。幅広く患者さんを診る背景にあった経験

胃カメラ

さて、冒頭の疑問です。

公津の杜メディカルクリニックは、乳腺外科のほかに甲状腺、外科、内科、小児科、婦人科、美容・アンチエイジングまで掲げています。

乳腺の専門医なのに、どうしてこんなに広いのか。

答えは、これまでの経歴と、患者さんへの考え方の両方にありました。

ひとつは、心臓血管外科に始まって海外と日本で幅広い診療を経験してきたこと。

もうひとつは、乳がん治療のあとに患者さんが抱える悩みです。

大きな病院からこのクリニックへ移ってくる患者さんの中には、抗がん剤治療やホルモン治療を経て、副作用でシミや肌荒れに悩んでいる方もいるそうです。

そんなときに、また別の美容医療機関へ行くのはハードルが高いのではないか。

そう考えて、美容点滴や内服にも対応するようになったといいます。

乳腺と婦人科領域のつながりを考えて、婦人科診療も行っています。

婦人科は非常勤の先生が担当していて、すべての科を鈴木先生一人で診ているわけではありません。

ここに来れば幅広く相談できる、そんな地域のクリニックにしたい。

外科から始まった経歴と、治療後の悩みまで支えたいという考え。

この2つを先生から直接聞いたことで、私がずっと抱えていた「なんで?」が、すっと一本につながった気がしました!

父親になって、女性の健康への思いにも変化があった

ベビールーム

乳がんは、子育て真っ最中の年代にも関わる病気です。

鈴木先生はその点をとても意識していると話していました。

背景にあるのは、鈴木先生自身が父親になったこと。

子育てをする中で、「子どもたちにとって母親は大きな存在」だとより実感するようになったそうです。

鈴木先生には「家族を支える中心は女性」「家族のコアは女性」という考えがあります。

お母さんが病気になることは、本人だけでなく子どもや家族全体に関わること。

だからこそ女性の健康を守りたいという思いが、父親になってからさらに強くなったといいます。

自分のためだけじゃなく、家族のためにも検診を受けてほしい。

鈴木先生はそう伝えています。

乳がん検診を、もっと身近に感じてもらうために

乳がん検診

鈴木先生は今、InstagramやYouTubeでスタッフと一緒に乳がん検診について発信しています📱

実は3年ほど前から、スタッフには「発信活動をしていこう」と言われていたそうです。

日々の診療が忙しくてなかなか本腰を入れられなかったものの、今回あらためてSNSやYouTubeにも力を入れていくことに決めたのだとか。

目標は、乳がん検診をもっと身近なものにすること。

「痛い」「恥ずかしい」というイメージで検診を後回しにしてしまう人がいることも、鈴木先生は分かっているといいます。

痛みに弱い人は、検査前にスタッフへ伝えておくといいそうです。

そして検査のときは緊張して体に力を入れすぎず、「タコみたいに」だらんと力を抜くこと!

これは鈴木先生からのアドバイスです。

「若い頃から検診の意識を高めていきたい」

そう話す鈴木先生は、これからも発信を増やしていきたいと考えています。

看板

院内には乳腺・甲状腺の女性専用待合室があって、一般の待合とは分けられていました。

待合室

更衣室

リクライニングチェア

身支度ができるスペースや、点滴ができるリクライニングチェアのあるスペースも。

パウダールーム

先生、一押しのパウダールームもとても素敵でした!

看板

また、マンモグラフィの機器には、日本乳がん検診精度管理中央機構の施設・画像評価の認定表示が貼られていました。

「早期発見が生命線・絶対に見逃してはいけない」と先生が力強く仰っていました。

キャラクター

院内には、ピンクリボンをモチーフにしたようなイメージキャラクター「リボンヌ」さんがいます♪

誕生のきっかけはスタッフの落書きだったという裏話も…🎀 受診の際は、どこにいるか探してみてくださいね。

冒頭にも書きましたが、私自身、マンモグラフィは「痛そう」で後回しにしてきました。

診察

今回、画像を見ながら鈴木先生の話を聞き、「自分のためにも、家族のためにも検診に行かなくちゃ」と素直に思えました。

成田で「町の頼れるお医者さん」を目指して

『ブラック・ジャック』に憧れた先生は、ルーマニア、デンマーク、千葉大学で経験を重ねて乳腺の専門医になり、患者さんを直接診たいという思いから2014年に成田でクリニックを開きました。

お話を伺っていて印象に残ったのは、鈴木先生の柔らかい雰囲気と、優しく落ち着いた話し方です。

そんな鈴木先生が、これから目指す医師の姿として話してくれたのがこの言葉でした。

「町の頼れるお医者さんを目指していきたい」

乳腺の専門医として早期発見に取り組みながら、これまでの幅広い経験を生かして「町の頼れるお医者さん」を目指していく。

開院から12年余り、鈴木先生は今日も成田で診療を続けています🎗️

鈴木院長・公津の杜メディカルクリニックの情報はこちら

鈴木先生の発信や乳がん検診について、もう少し知りたい方は下記からご覧ください。

鈴木ティベリュウ・浩志院長 Instagram(@dr.tiberiu.s)

公津の杜メディカルクリニック 公式サイト

公津の杜メディカルクリニック Instagram(@kouzunomori_mc)

名称 公津の杜メディカルクリニック
院長 鈴木 ティベリュウ・浩志
所在地 千葉県成田市飯田町124-3
公式サイト https://kouzunomori-mc.com/

受診や検診を希望される場合、受付方法や対象条件は公式サイトの最新情報をご確認ください。

一般診療と市町村の乳がん検診では、予約方法が異なる場合があります。

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